20 August, 2015

大人の社会見学

先日、埼玉県の建築廃材処理プラント、石坂産業さんにお邪魔しました。ビジネス?いえ、仕事ではなく(^^)

一般的に想像する産業廃棄物処理業者とはとても思えない社風と、おもてなしの質の高さを耳にして、一度足を運んでみたいと思っていた会社…バッチリ想像の上をいかれました。。。

 

'99年の所沢ダイオキシン騒動であらぬ疑いをかけられ、存在をも否定される大変な状況から脱するばかりか、今や大袈裟でなく笑顔溢れるその社内。

おもてなし担当の方がいて来訪者を営業でないスマイルで出迎えてくれること自体驚きだけれど、つなぎとヘルメット姿のお兄さん含めて、あらゆる職種の従業員からすれ違いざまにもれなく笑顔と挨拶が飛んでくるのには、もはや感動を越えて衝撃を受けました。


廃材は焼却して埋め立てをするのではなく、実に97%を減量化・リサイクルしてしまう技術力の高さや、東京ドーム3.5個分もの敷地の8割を緑地として管理して土を育み、農園では野菜作りまでしてしまう、50年、100年先を見据えた環境保全への姿勢にもすっかり目はパチクリ。

そして何より、経営陣だけが一人歩きしているわけではなく、会社の方向性やトップの想いがそこで働く皆さんの一人一人の行動として身に付くまでに浸透しているのが凄い。サラリーマンの端くれとしても自分の目を疑うような現実がそこに。。。


ここまでの環境を作り上げた石坂社長の忍耐力、実行力、体力、お人柄、すべて含めた人間力の高さにはただただ脱帽するばかり。でも二代目の石坂典子社長は、まだまだこれからと笑顔でおっしゃってました…現在進行形で進化を続けている石坂産業のようです。

組織で働く一員としても、一人の人間としても、あらゆる面で驚きと学びが連続の、心温まるひとときでした。


こういった精神性の高い会社が、考え方として時代の先端を走っているのは間違いなさそうです。そしてわざわざ平和をと叫ばずとも、平和にしかなりようのない世界にしていく上で、今後の日本の、そして世界の向かうべき方向性を示してくれてると感じます。現在は見学するのに予約が必要ですが、この年末には誰でもアポ無しで行ける施設もオープン予定だそうです。

おもてなしや経営に興味のある方はもちろん、将来就職や転職を控えている方、トイレ掃除が上手くなりたい方は、ぜひ足を運んで、五感でフルにその空気感を感じてみてください。正直、ヘタな行楽施設よりもおすすめですよ!


石坂産業株式会社
http://ishizaka-group.co.jp

24 March, 2013

南相馬市にて(Revisit to Fukushima)


東日本大震災から2年。先週末、久しぶりに震災ボランティアに参加した。

Two years have passed since the catastrophe on 11 Mar. 2011. I re-visited Fukushima as a volunteer in last weekend.


災害が起きてから時間が経つほど、ボランティアの役割やできる事は広がっていくんではなかろうか。離れた場所から被災地に入る場合は、現地での作業はもちろんだけれど、帰ってからその経験や想いを共有することが、より大事になってくると思う。

The longer the time has passed since a disaster, the broader roles and capabilities of volunteers. I think that not only on-site activities, but also sharing of that experiences and feelings after coming back is getting more important.


海外や、国内でも九州地方の人々は、地震の際にピクリとも揺れを感じることはなく、支援だ復興だといわれても実感が湧きにくいのは当然だろう。それでも作業を共にしてくれる人がいるのを忘れてはならないが…。

そして首都圏に暮らす人々の多くは、直接的な被害は免れていても、震災後しばらくは計画停電を経験したり、自分も何かしなければという衝動に駆られたりして、意識の中で震災が大きなウェートを占めていたはず。ただそれも時間の経過とともに徐々に薄れて、2年も経てば、日常の意識からは飛んでしまっているというのが実状だと思う。自分もそうだった。。。

Even in Japan, many people are forgetting with time about "What Happened", the earthquake, the tsunami, the nuclear accident, and all the following chain of events and people's actions. I was not an exception.


だからこそボランティアとして被災地に足を踏み入れたからには、復興のためにも、今後の災害に備えるためにも、感じたことをシェアしておきたい。

 I believe that to share the experience can be a brake against the memory fading. For them, for us, and for everyone.


早朝の南相馬 道の駅より
(Morning glow of Minami-soma)


震災の2ヵ月後に、所属するゴスペルクワイヤのメンバーで歌とポトフを届けに、いわき市の避難所を訪れた。その際に、単発で済ませるのではなく、長い目で活動を続けていかなくてはと感じたのを覚えていたけれど、その必要性は想像以上だった。


今回の行き先は特に風評被害が深刻(※)という福島県の南相馬市。作業を共にしたのは、職場つながりの有志(といっても初対面の方ばかり)50人強。南相馬は、長い間入れずで、未だに昼間しか滞在が許されない原発20km圏内ということもあってか、他の場所に比べてボランティアの数も少ないし、見た目でも明らかに復興の進みが遅い。

This time, I went to Minami-soma city in Fukushima with job-related volunteers of 50-plus members. 



南相馬に限った話ではないけれど、地震や津波で瓦礫に埋もれた家や田畑、きれいに片付けようにも、一人はおろか家族で協力したとしてもどうにかできるような規模ではなく、お手上げ状態。そんな場所がまだ沢山あって、多くのボランティアを必要としている。

Because of the slow pace of reconstructions, not only Minami-soma city, but many other areas in Fukushima also require a number of volunteers.

ボランテア …違和感ない
Outstanding flag of the volunteer center

今回依頼された作業は、ざっくり100m程の長さの田んぼ沿いの側溝を掘って、本来の役割を取り戻すこと。作業前の写真アップは控えるが、道路と田んぼの境目の側溝には、泥や瓦礫がびっしりと詰まって、どこが側溝なのかも分からない。
そんな状態から地道に手やスコップで掘っていくと、木材や岩、冬眠していた多くのカエルたちやカニ以外に、食器や着るものなど、生活感を感じられるものも出てきて、複雑な気持ちに。。。側溝がしっかり姿を見せて、水がスムーズに流れるようになるまで、ほぼ丸一日。

What we've done is to excavate an about-100m-long side ditch along a rice paddy. Before we start to dig, it was difficult to judge where is the ditch where we're supposed to excavate, because the ditch was clogged up and covered with mud and small rubble. 
Digging and scooping up little by little, we met up with many dormant frogs. The work itself is fun, but sometimes, appeared goods with live-in feel like clothes or dishes out of mud bring us  mixed emotions.  It takes a full day to scoop up all the mud from the ditch and to make it work as a ditch.



側溝掘りは、体力的にはかなりキツい方の作業だと思う。でも掘り進むごとに見違えるほどきれいになっていくし、最後に水を入れると、サーッとスムーズに流れてその水面の煌めきに感動すらできる…作業後の達成感は格別なものだ。

Although I think scooping out mud from a ditch is fairly tough work in a physical way, the amount of effort is steadily transformed into visible results. So, its sense of achievement is great!  


側溝が側溝として蘇る
(Fainally, a ditch appears...)

今や東京に居ながらにしてできることはいくらでもあるし、被災地支援するのに、必ずしも現地入りする必要はない。とはいえ被災地でのボランティアも、以前に比べるとかなり敷居が下がっているように思う。

震災直後と違って、今では被災地各所にボランティアセンターが設置され、そこでその地域のボランティアをお願いしたい人々から案件を集めて、その中から優先度や規模、作業内容などを考慮の上で、各ボランティアに対してマッチングを行ってくれる。以前のように個々の避難所などに直接ニーズを問い合わせて行ってはみたものの、実際に必要とされてるものが正確に伝わってなかったり…なんてことはまず起きないし、個人でもボラセンに連絡するだけで、気軽に身の丈にあった有意義な支援活動ができるようになっている。



久々に被災地での活動に参加できて、本当によかったと思う。今回は震災直後参加した支援活動では思い至らなかったことをひとつ感じた。

The after-two-years activities in Fukushima was quite fruitful in some ways. And there's a thing I'd like to share here. It is what I didn't realize through a previous volunteer activity in May 2011.


1対1で行う場合は別かもしれないが、ボランティア活動をするにあたって、人からの感謝やお褒めの言葉など、無形のものでも何らかの見返りを期待したり、それらをモチベーションにすべきではない。お礼を言われなければ満足できない、では続かないし、顔が見えるとは限らない誰かへの思いやり、もちろん必要なものだが、それだけでは時間とお金と知恵と力を費やすだけの動機としては正直弱い。これも気持ちが長くは続いていかない。

When we participate volunteer activities, even if it's an intangible thing like a word "Thank You!" or a complement from others, something in return from local people is not appropriate as an only  motivation for the participation. 
As reasons, if we can't satisfy without appreciation from others, it's difficult to keep the motivation for continuing the activities. Additionally, a kindness for someone who might not see his/her face is of course important and is must-have item. However, it's not strong enough as a motivation for activities that we spend time, money, wisdom and power into them.



あくまで、色々な作業を皆で協力して進めること自体を楽しみ、東北の、ひいては日本の復興に少しでも寄与していることと、それによってできた、利害を伴わない繋がりや絆に大きな喜びを感じるというのが、あるべき姿だと思った。

Volunteers including me enjoy team-play of various activities themselves. Then, we feel the joy of contribution for the reconstruction, and joy of the tie made through the activities. I believe that these are the main motivations, and  this is the way volunteers hopefully always be.

相馬市尾浜の港にて
(port in Soma city )


※放射線量についてメモ
出発してから、作業を終えて宿に帰るまでの約30時間の蓄積線量が約2μSv。東京でのここ最近の時間毎の空間放射線量0.05μSvの30時間分が約1.5μSvなので、少し高めといえるかもしれないけれど、飛行機での東京-NY間往復で受ける線量が190μSvということを考えれば、個人的には気になるほどの差ではなかった。

--- Memo for radiation dose ---
The accumulated dose of 30 hours, from going into a 20km radius of the ex-nuclear power plant to going out from there (including one-day activity) was approx. 2μSv. Then, that (same duration) of Tokyo in these days is approx. 1.5μSv. It means it's true that the value is slightly higher than Tokyo  area. But, if we think of accumulated exposed dose of return flight between Tokyo and New York, which is approx. 190μSv,  the 0.5μSv difference is too small to care about for me personally.



最後に:

今回はボランティア作業に加えて、幸運にも、南相馬の中高生が集まって結成された、MJCこと南相馬ジュニアコーラスアンサンブルの皆さんの歌を聴かせてもらえる機会に恵まれた。
ちなみに、「南相馬ジュニアコーラス」というのは後から付いた呼び名で、活動拠点の旧酒蔵を復元した場所の名前から、「銘醸館コーラス」というのが本来のMJCの由来だそうな。


銘醸館では地域の高校生の作品展も開かれていた
今やメディアへの露出も少なくないMJCだけれど、代表の先生が、世間の目が「被災地のコーラス」ではなく単なる町の「一コーラス」と見てくれるようになるのがひとつの目標、と仰っていたのが印象的だった。そのこじんまりした元酒蔵にこだまして、いい感じに少し外にも漏れる歌声は、何ともいえない安心感と暖かさを持っていた。今は各地に散っているメンバーも多いらしいが、これからも南相馬に歌声を響かせ続けてほしい。


02 November, 2012

伊豆高原にて



偶然Webで見かけただけ、でも何か特別なものを感じたのか…。
よくは覚えていないものの、些細なきっかけで、野見山文宏さん主催の解剖生理学のワークショップに参加してみた。

もちろん期待してなかった訳ではないけれど、予想以上に得るものも大きく、面白かった。




世の中に解剖学系のことを学ぶ媒体は山ほどあり、骨や筋肉、神経系の構造や相互作用について詳細に扱う本や講座やその他もろもろ、すぐに見つかる。ただそこに絡めて、メンタル面の重要性に言及しているものはなかなかないのが、現状僕の持っているイメージ。

このワークショップは、解剖学的には決して深くは掘り下げない、むしろ結構浅かった。ただ、気持ちや直感をないがしろにしないこと、あくまで謙虚な姿勢でいること、などなど、本気で自分の体や人の体に向き合ううえで、一番大切な本質のところを伝えてくれる数少ない勉強会だと感じた。

当たり前のことのようながら、世の中の手技を通して人の体を相手に仕事をしている人でも、手技の種類や資格の有無に関係なく、しっかり心を意識できているのは残念ながら少数派じゃないかと感じる。たとえ科学的な理論をベースにするとしても、忘れてはいけない大事なことを再確認した貴重な時間だった。

つかの間、本業を休んで参加した甲斐もあったというもの。








満月の夜、月は最高。星の観察には最悪…と思いきや、こんな明るい空でも、オリオン座の星雲が見えたのは驚き!冬の大三角も何か気品のようなものが感じられるよーな…。



22 May, 2012

金環食とお月さま -- Super-moon & Solar Eclipse --



It's quite gorgeous that plural astronomical coincidences have been occurred in this month, May 2012, in Japan.


A super-moon (full moon with its closest approach) on 6th, and an annular solar eclipse (conjunction of the Sun and the Moon) yesterday already... , on 21st.


Here are some photos of each rare Earth-nearby event. 
For all who visit & take a rest here, and for myself to recall & re-enjoy these events after a/some decade(s).



2012年5月、今月は珍しい天文イベントがまとめてやってきた。
スーパームーンに太陽の金環食。月は写真シェアできてなかったので、日食と合わせてご紹介。こうしてアップしておくと、何(10)年か経ってからも楽しめる…かもしれない。



☆ Super-moon on 5-6 May : スーパームーン








It was clearly bigger and brighter than usual. 
No-cloud fine night was helping me a lot to shoot it. 


いつも目にしている月より、明らかに大きく、眩しく…。
この夜は快晴、雲ひとつなく、写真も撮りやすかったです。




☆ Solar eclipse at 7:30 AM, 21 May : 金環・部分日食






Yesterday morning, it was cloudy or raining a bit around Tokyo, more precisely, areas south of Tokyo.
Even under the adverse condition, fortunately it was able to find some moments that the solar ring to be visible through thin clouds!

今回、首都圏の東京以南はなかなか晴れ間が出てくれなくて、雨まで降ってくる始末。諦めようかと思ったそのほんのつかの間、雲が薄くなる瞬間があって、リングが出現!

諦めの悪さも時には必要ですね。。。




06 May, 2012

熊本・阿蘇 --post3--


交通量が少ないうちにと思い、少し早起きして、道のど真ん中で撮ってみる。
ここ、地元の人々の朝の犬の散歩コースor ジョギングコースらしく、1分に1回ペースで誰かしらに声を掛けられる。何を隠そうおしゃべりに忙しくて、のんびり写真なんか撮ってられず…。

道路は続くよあそこまで…西原村にて


パノラマってみると


阿蘇山周辺には、多くの滝がある…らしい。
今回は時間が限られてたのでそのうちの1つ、西原村の「白糸の滝」にしか行けなかった。落差は20mくらいだろうか、結構立派で綺麗な滝なのに、これまた天気がすぐれないからか、辺りには誰〜もいなかった。お陰で誰に気兼ねすることもなく何でもできる状態だったが、今回は滝に打たれるのはやめて、写真とるだけにしておいた。





この日、何日かぶりに青い空を目にして思わず撮ってしまう。。。
と思いきや、やっぱりすぐに雲の向こうへ〜。









現地の人に絡みやすく、絡まれやすい、それが一人旅の良さだと思う。道端で写真撮ったりしていると、タクシーの運ちゃん、散歩中のおばあちゃん、びっくりする程次々と絡んでくる。田舎になればなるほど、すれ違う人との会話率が上がってくるのが面白いところ。

友達や家族での旅行ももちろん嫌いじゃない。気のおけない人と行けば何といっても楽しいし、寂しくもないけれど、「話し相手いないかなオーラ」が出ないんだろう、土地の人や旅人同士の触れ合いは、一人のときほど期待できない。


そもそもまず時間的に成り立たない話かもしれないけれど、都会でもこんなノリで街を行き交う人々同士コミュニケーションがとれたら、どんなに毎日が楽しいだろうと妄想してみる。地方から出てきた人が、東京の人々は恐くて冷たいというのも当然かもしれない。


最後に、飛行機の窓から…





帰ってきてまで雨が降ってたが、羽田空港にこんな場所があるのは知らなかった。
第2ターミナルの展望用デッキ…という名前かどうかはワカリマセン。警備員さんにもう閉鎖です!と責められつつ、焦ってパチリ。雨にやられた!

何と夜は滑走路に。。。