11 March, 2006

黄金のホール

音楽の都で音楽を聴かないわけにはいかない、ということで聴きました。少し日が空いたけれど、簡単な感想を。

楽友教会(Musikverein)大ホール。ニューイヤーコンサートのTV中継で見たことはあったものの、入ってびっくり見てびっくり。黄金のホールと言われるだけあってどこを見ても目がくらむ、さらにこれでもかというくらいの彫物と絵画、圧倒された。ウィーンフィルの本拠地、でもその日のオーケストラはウィーン交響楽団。ウィーンフィルに比べるとチケットは手に入りやすいとはいえ、十分素晴らしい演奏だった。オーケストラのすぐ後ろの席、大太鼓のおっちゃんの頭で指揮者は見え隠れするものの、演奏者に一番近いし、打楽器は振動がモロに伝わってくる、悪くない。一番安い2千円ちょいの席にしちゃ上出来だ。

一番印象に残ったのが初めてナマで聴いたメンデルスゾーンのスコットランド、始まって数秒で引き込まれる。曲が終わることに寂しさを感じた。あのホール、凄いのは見た目だけじゃなかった。音の拡がり、伸びが素晴らしい、なんともいえず心地よかった。もちろん演奏がいいのは必須なんだろーが、いわゆる音響効果ってやつなのか、舞台で次々生まれる音がホールの隅々まで行き渡るのが目に見えるような気がした。見るだけでも圧倒されたけれど、そこに音が加わるといつまでも留まっていたい空間になった。