30 April, 2006

喫煙事情 日vs独vs伊

"タバコ"に関する認識や制度は国によってまちまちで、同じヨーロッパの中でもドイツとイタリアでは違っていた。ちなみに自分はタバコは吸いません。

日本では最近になって受動喫煙の影響が取り沙汰され、健康増進法とやらもできて喫煙規制が進んできているように思う。新幹線でも全面禁煙となり、地域によっては歩きタバコも禁止するようになったとか。喫煙者はだんだんと肩身が狭くなりつつある。

ドイツ、この国は少なくとも日本人から見れば環境政策や健康食品に関することはとても進んでいて、何となく喫煙規制も進んでいるかに思える。ところがどうして、喫煙率こそ日本と比べると低いようだが、タバコの規制においてはどうやら日本よりも遅れ気味。これは街でカフェやレストランに入れば一目瞭然、十中八九モクモクしている。禁煙席を設けているところもあるが、オマケ程度のところが多い。喫煙者にとっては飲食店に入って比較的気軽に一服が可能だが、タバコの煙が気になる人にとって、(特に安くで…)快適にお茶や食事をする場所を見つけるのは簡単ではない。もちろん形だけでなくちゃんとした禁煙席のある、あるいは全面禁煙のレストランなども無いわけではないが。何事にも比較的先進的に取り組むこの国で、なぜこういう状況があるのかわからない。ここの所もう少し何とかしてくれると、非喫煙者にとってはミュンヘンもさらに住みよい場所になるんだけれど…。

イタリア、この国は思いきったことをした。去年の1月より禁煙法というのが施行されたらしく、飲食店を含むすべての屋内、公共の場での喫煙が全面的に禁止となった。吸ったものは罰金。喫煙者は苦痛でしかないかもしれないが、タバコを吸わない者にとっては、とてもありがたい。おかげで今回の旅でも、どのレストランやピザ屋、バールに入っても、煙の面では快適に過ごせた。その代わり、イタリア人の吸える場所でのタバコの吸い方は尋常ではない。もちろん店によるけれど、レストランなんかでも客が沢山入ってるのに注文が途切れた途端、ウエイター、ウエイトレスはもちろん、時にはコックまで厨房から出てきて店のすぐ外で凄い集中力を発揮して吸う。そして客は、次の注文まで彼らが吸い終わるのを根気よく待つ。店の体裁などお構い無しだ、あーイタリアってやっぱりこーなのね。吸える場所は少ないけれど、イタリアの喫煙者たちは肩身の狭さを感じている風には見えなかった。

というわけで、喫煙事情ひとつとってもその国の状況に応じて、お国柄が垣間見える。なかなか面白いもんだ。