16 July, 2006

好きなアーティスト

といってもクラシックは少しお預け。

僕のポピュラーミュージックの好みは、いわゆる一般的なところからはかなりズレているらしい。全体的に古め、ただ単純に古いだけでもなく、何かしらちょっと大筋とは外れている。そして残念ながら、自分にとってこの人の曲なら、このグループが歌う曲ならどれもこれもみんな大好き、というようなパーフェクトなアーティストは今のところいない。ただもちろん好きなアーティストは沢山いるので、これから機会をみて取り上げていきたい。

今日はそんな中で、特に好きな曲の多い中島みゆきについて。

中島みゆきの存在を知ったのは10数年前、どこかで「時代」を聴いたときだったけれど、その当時は聞き流すだけだった。俄然興味を持ち出したのはNHKのドキュメンタリー、「プロジェクトX」が始まってから。オープニングの「地上の星」にも惹かれたけれど、それ以上にエンディングの「ヘッドライト・テールライト」には衝撃を受けた。見事なサビへのアプローチ。世の中に溢れる音楽の中に、「どうやったらこんな素晴らしいメロディーが浮かんでくるんだろう。」と問いたくなるメロディーがいくつかあるけれど、これもまさにそのひとつ。最近の音楽でそういった旋律に出会うのことはまれなので、たまに見つけるとうれしくなる。

想像つかないような素晴らしいメロディー、その数の多さがおそらく自分にとって中島みゆきの一番の魅力である。ただ旋律だけでなく、歌詞もとても興味深い。時に意味深く、時に皮肉たっぷりで滑稽、時に意味不明(たぶん理解力不足…)、はまればとても共感できる。さらに何ともクールな移調がよく登場するのも大きなポイント、もっともこれはアレンジャー様々かな。

ともかく、それがきっかけで中島みゆきとはいったいどーゆー人なんだというところからはじまり、膨大な数の過去の作品をあさりだす。好きな曲が多そうだとめっこをつけたアーティストは、できるだけいろいろと調べる。素晴らしい曲が自分の知らないところで存在していると思うと、とても切なくなるのは僕だけだろーか…。

数年前、ドラマの主題歌として使われた(書かれた?)「銀の竜の背に乗って」も初めて聴いたときは衝撃が走った。曲の題名の意味はチンプンカンプンのままマイナーキーのイントロに引き込まれて気分は島のお医者さん…その後一週間はメロディーが頭をぐーるぐるしてたのを覚えている。

もうひとつ、おそらく中島みゆきの曲の中で一番大きな衝撃を受けたのが「ファイト!」。この曲はとても有名な曲らしく期待して聴いてみたが、初めの感想は正直、「なんじゃこれ…」、歌詞もすごいし…、今まで聴いたことない種類の曲だった。ただ2回3回、繰り返して聴いているうちに引き込まれる。初めは山肌をつたわるわずかな水滴。それがしだいに集まって流れを作り、小川、さらには川と呼べる支流となって、最終的に雄大な流れの大河へと姿を変えていく様を曲全体で表現してるかのようだ。きれいなメロディーにのせて、段階的に音が豊かになってゆく過程が素晴らしい。こんな曲作りはちょっとまねできないなーと感心していたら、先日どなたさんかがマネしなすったけど。

そんなこんなで現時点で中島みゆきマイベスト5を挙げるとすれば…
「我が祖国は風の彼方」
「ファイト!」
「瞬きもせず」
「ヘッドライト・テールライト」
「ホームにて」

かな、この5つに順位は付けられません。もちろんこの他にも好きな曲沢山ありますが。こうして並べてみても有名な曲とそうでもないのが混在するわけで、ベストアルバムだけ買っても自分のベストにならないところがとてもとても面倒なところ。

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